「子供の矯正って何歳から出来るんだろう…」
「どんな装置を付けられるの?」
子供に矯正をさせたい…けど、分からないことが多くて一歩がなかなか出ない…
そんな方に分かりやすくまとめました!
1 何歳から矯正できるの?
まず矯正のタイミングは2つあります。
それは『一期治療』と『二期治療』です。
1-1 一期治療とは…
一人一人個人差がありますが、ほとんどの乳歯が残っている、乳歯が混在している7歳、8歳頃に行います。
顎の成長発育促進、悪習癖の除去、永久歯に交換した前歯を整えることが大きな治療目標となります。
この時期に開始することで、「本格矯正(2期矯正治療)」の期間を短く、また抜歯の必要性も低くなります。この時期の治療は比較的痛みも少なく、効果的に歯を配列できます。お子様もすぐに慣れることが多いです。
顎が小さく、歯が大きいとどうしても歯がきれいに並びません。
小学校低学年までの成長発育が盛んな時期に第1期治療を始めると、
- 不足している歯の萌出スペースをつくりやすい。
- 歯を抜かない矯正治療ができる可能性がある。
- 顎の発育をコントロールしやすい。
- 噛み合わせや、顎の成長発育にかかわる癖が治しやすい。
- 第二期治療がしやすく、治療期間が短くなる可能性がある。
というメリットが有ります!
1-2 二期治療とは…
永久歯が生え揃ってから行う矯正で、いわゆる成人矯正と同じです。
永久歯が生えそろうのは、12歳臼歯が萌出する頃なので、12歳〜14歳でそれ以降に治療をスタートします。永久歯列に改善点がある場合、固定式または取り外し式の矯正装置を使って矯正します。
先に1期治療をしておくことで、永久歯が不正な位置から生えることなく、おおよそ正しく並ぶようになります。
経過観察により顎骨の成長が順調である場合や、12~14歳で矯正を始める場合は、1期治療なしで2期治療(いわゆる成人矯正)から矯正治療を始めることもあります。
2 どんな装置をつけるの?
2-1 一期治療
骨格を矯正するものがメインになります。
出っ歯、受け口、叢生、それぞれに合った装置を使用します。
着脱式のものや、口腔内に固定するもの、
また、お子様の年齢などでも最適な装置を考えて使って頂きます。
2-2 二期治療
メインはブラケット装置という器具を歯に直接装着し矯正を行っていきます。
ブラケット装置以外に、マウスピース型のものなどもあります。
一期治療とは違い骨格ではなく歯を三次元的に動かしていきます。
3 通う頻度は?
3-1 一期治療
装置を使用してからは1,2か月ごとの来院が必要です。
上下の顎のバランスを整えたり、歯列を広げて歯が並ぶスペースを作ることが主な目的です。
3-2 二期治療
1か月に1度の来院が必要です。ワイヤーの矯正装置を用いて永久歯の歯並びやかみ合わせをしっかりと作り上げていきます。
2期治療が終了した後は、保定装置といって後戻り防止の装置を使用していただくことになりますが、こちらは3が月に1度・6か月に1度、1年に1度どいうようにチェックさせて頂きます。
チェック頻度はドクターが決めます。
子供に矯正をさせようか悩んでいる方、ご参考に!!!